DOCTORS〜最強の名医〜/スペシャル (2013)

DOCTORS〜最強の名医〜/スペシャル (2013)

ドラマスペシャル『DOCTORS 最強の名医』

2013年6月1日(土)よる9時放送

情報

普段の顔は患者に笑顔で優しく接するスゴ腕の外科医。だがその一方で、自分が信じる医療のためなら目的・手段を選ばない非情な一面も持ち合わせている医師・相良浩介――。 「医師である前に真っ当な人間でありたい」という信念を持つ相良が、赴任した堂上総合病院の医師たちと対立を繰り返しながらも病院の再生に尽力していく本格医療ドラマ『DOCTORS 最強の名医』が、約2年ぶりにドラマスペシャルとして帰ってくる!

【スタッフ】

脚本-福田 靖
演出-本橋圭太
相良 浩介 - 沢村一樹 約3000件の執刀記録を持つスーパードクター。
森山 卓 - 高嶋政伸 院長のたまきの甥に当たる外科医。
宮部 佐知 - 比嘉愛未 看護師。
相原 亜美 - 黒川智花 看護師。
渋谷 翔子 - 滝沢沙織 エスアイ製薬会社勤務のMR。
高泉 賢也 - 敦士 堂上総合病院での勤務は腰掛け医師
桃井 正一 - 小野武彦 堂上総合病院事務長。
皆川 和枝 - 伊藤蘭 内科医。
堂上たまき - 野際陽子 堂上総合病院院長。

【視聴率】

SP 13/06/01【14.7%】ドラマスペシャル『DOCTORS 最強の名医』沢村一樹主演の“ドクターズ”が帰ってきた! 手段を選ばない医師・相良が復活!全ては患者のために―

物語

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テレビ朝日のドラマ「DOCTORS 最強の名医」の2時間スペシャル。

連続ドラマだった前作は、2011年の秋のドラマとして放送されていました。今回のスペシャルドラマは、その前作の1年半後ということでした。

3か月間アメリカのテキサス?の大学病院に留学して腹腔鏡手術の腕を上げた森山卓(高嶋政伸さん)が戻って来た堂上総合病院に、胃癌とそれが肝臓にも転移しているという末期の癌患者の雪村絵里子(奥貫薫さん)が夫の謙一(眞島秀和さん)に付き添われて治療の相談に訪れ、内科医の皆川和枝(伊藤蘭さん)と一緒に病状を確認した外科医の相良浩介(沢村一樹さん)は、薬による内科の治療と、森山先生の腹腔鏡手術による外科の治療を組み合わせた治療方法を提案し、絵里子さんを受け入れることに決めました。

しかし、相良先生にリレー手術を頼まれて、最初はテキサスで練習を重ねた自慢の腹腔鏡の手術ができると喜んでいた森山先生が、絵里子さんが「仙石会」を辞めた森山先生の堂上総合病院を潰そうとする西都大学病院の教授の仙石大吾(柴俊夫さん)の元患者であることを知ると、医学部長選挙の候補者である仙石教授が切り捨てた患者の治療を成功させては大変なことになるとして、手術をしないと言い出しました。

相良先生は、息子を残して自分は死ぬのではないかと悲観的になってしまっている患者の絵里子さんの気持ちに寄り添うことを看護師の宮部佐知(比嘉愛未さん)に任せて、製薬会社の渋谷翔子(滝沢沙織さん)から得た情報を活用して、西都大学の医学部長選挙のもう一人の候補者である、仙石教授より5年若いという理由で選挙活動に消極的だった脳外科医の教授の松田義雄(小日向文世さん)に会いに行き、大学病院のためにも患者のためにも、松田教授が医学部長になってほしいと話し、「仙石会」にも出向いて、仙石教授の取り巻きの医師たちに誰に投票するかを考え直させるなど、森山先生が知らないところで裏工作を進めていました。

患者の治療を第一に考える院長の堂上たまき(野際陽子さん)から、仙石教授に「土下座」をして謝るように言われてしまったプライドの高い森山先生は、キャバクラのナナ(伊藤久美子さん)のアドバイスによって、絵里子さんの手術を成功させてからそれも含めて土下座をして仙石教授に謝ればいいのではないかと納得し、絵里子さんの腹腔鏡手術を行うのは自分だと決意していました。

まず、相良先生が胃癌を摘出し、次に森山先生が肝臓の癌を腹腔鏡で切除するという手術が始まり、森山先生の手術中、出血があったのですが、相良先生は森山先生を落ち着かせ、森山先生も「デビュー戦」の不安を克服して、絵里子さんの手術は無事に成功しました。相良先生は、森山先生の高い医療技術を評価していました。

医学部長選挙の投票が行われていた西都大学病院では、3人の取り巻きの医師の裏切り、というよりは抵抗の末、当初圧勝すると思われていた仙石教授ではなく、僅差で松田教授が当選し、新しい医学部長に就任することが決まっていました。

絵里子さんの手術を無事に終えた森山先生は、選挙の結果を知らないまま、仙石教授に会いに行き、会得した土下座を披露して謝罪していました。大学病院に自分の居場所はなくなったと落ち込み、相良先生に一人のドクターに戻るように言われて少し気持ちを持ち直していた仙石教授は、突然土下座をして謝罪した森山先生にもう過ぎたことだと声を掛けて立ち去り、残された森山先生は、何も知らされていないまま、「心が広い」と感動していました。

脚本は福田靖さん、演出は本橋圭太さんでした。

今回のスペシャルも、面白かったです。相良先生はとても良い先生なのですが、相良先生だけを良く描くのではなく、堂上総合病院の他の先生たちのことも、良い面もあまり良くない面も、面白い面も、いろいろバランス良く描かれていたように思います。

私としては、前作の時もそうだったのですが、やはり特に森山先生が面白かったです。“冬彦さん”のような印象もあった「卓ちゃん」なのですが、今作では、相良先生との対立構造はなくなっていましたし、わがままの感じも、何か子供らしいという感じに描かれていて、「嫌だ!」とか「やらない!」とか「できない!」とか、単純で裏表がなくて、面白いなと思いました。

プライドが高いあまりに、というか、無意識の内に仙石教授に土下座をして謝ることへの抵抗感があったためか、どうしても土下座をすることができなかった卓ちゃんが、病院内の誰もいない部屋へ行って一人で特訓をしている場面も面白かったですし、土下座の形を会得した後、麻酔科医の千住義郎(斉藤陽一郎さん)から、佐々井圭(正名僕蔵さん)と段原保(尾崎右宗さん)と高泉賢也(敦士さん)がヘッドハンティングされていることを聞いた卓ちゃんが、突然3人に土下座をして「辞めないでください」と謝り出していた場面も面白かったです。

「チーム森山」は何だか浅いのですが、その軽くて面白い場面があるからこそ、ドラマの展開に緩急が出て、相良先生のしっかりとした場面が生きているのかなとも思います。

今回は、看護師の宮部さんが、担当していた入院患者の弁護士の桜井稔(永井大さん)に交際を申し込まれるという展開もあったのですが、桜井さんは、弁護士としてプライドの高かった自分が、宮部さんに「座薬」を入れてもらうようになってから変わったという理由で、宮部さんを好きになっていたようでした。

タクシーに乗ろうとした時にそのようなことを言われて、驚きつつ、困惑していた宮部さんは、その後、桜井さんに会いに行き、今は医師に認めてもらえるような看護師になりたい、恋愛よりも仕事を頑張りたいと伝えて断っていました。

学部長選挙の投票と開票の場面も、不思議な緊張感がありました。権力主義の仙石教授に付いて行くことに不安を感じ始めていた萩原准教授たち3人が、「仙石」と名前を書いた後、僅かに抵抗して、「仙右」と書いたり、「仙岩」と書いたり、「仙左」と書いたり、無効票になることを期待していたというところが、開票の管理をしていた人(半海一晃さん)の“二度見”をするような読み方もあって、面白かったです。

ドラマの後に出ていた予告によると、「DOCTORS 最強の名医」は、7月から再び連続ドラマとして放送されるそうです。今回、小日向文世さんが演じていた、西都大学病院の新しい医学部長に就任した松田教授も良い教授だったと思うのですが、この松田教授や、宮部さんを好きな弁護士の桜井さんは、7月の新シリーズにも登場する人物なのでしょうか。


Last update: 2018-12-23 02:11:34 UTC