怜花END
ハぁハぁと息が荒い。屹立は開放感に包まれ、爽快な気分だったが、そのすぐ上の腹腔へは重いものがのしかかっている。
後悔と満足感という真逆の感情が身体を満たしていて、どちらが本心か自分でも判断がつかない。しかし長年くすぶっていた情欲は、怜花を手に入れたことでその溜飲を下げていた。
彼女は今、くすりと笑いながら吹きあがた精液にまみれて身震いする肉茎を見下ろしている。
その楽しげな顔は、幼い頃からよく知っているものだ。
いつかは、この子と向き合わなければならない日が来るのだろう。
この関係を続いていれば、その未来を避けることは不可能だ。
けれどそれまでは、少しでも長くこの禁断の蜜を味わっていられるように——