あなたには帰る家がある/2018年版テレビドラマ/物語/3話

あなたには帰る家がある/2018年版テレビドラマ/物語/3話

浮気のマナーはバレないこと、なのに サレ妻地獄ドラマ「あなたには帰る~」上 寝取られ妻の逡巡

浮気のマナーはバレないこと、なのに サレ妻地獄ドラマ「あなたには帰る~」上 寝取られ妻の逡巡
2018-04-29 07:00:00
テーマ:ドラマ評
https://ameblo.jp/gogo-kanako/entry-12372018080.html

 サレ妻(夫に浮気される妻)地獄を描くドラマだったことがようやく明らかになった「あなたには帰る家がある」(TBS系、金曜22時~)。4月27日の第3回で、主人公の真弓(中谷美紀)は夫の浮気を確信して思い悩む。「夫婦円満の秘訣は日々のメンテナンス、浮気はばれないようにするのが最低限のマナー」という論理も展開された。

 ドラマには、2組の夫婦が登場する。旅行代理店で働く佐藤真弓と、夫で住宅メーカー営業の秀明(玉木宏)、秀明の顧客である教員の茄子田(ユースケ・サンタマリア)と専業主婦の妻・綾子(木村多江)だ。

客として出会った綾子の魔力にやられ、誘われるままに秀明は、自分の結婚記念日に最初の浮気をした。その後も何度か逢瀬を重ね「恋をするほうが仕事も頑張れる」などとのんきにうそぶいている。一方の真弓は夫の浮気を薄々気づいていたが、会社の20代の女子社員が相手だと勘違いしていた。さらに真弓が担当する修学旅行の窓口は偶然、茄子田だった。

 第3回で、真弓は当初、夫の浮気への対処を迷っていた。父母が、父の浮気が原因とはいえ離婚したため、子供だった自分は寂しかったからだ。実母を招いて、夫の浮気疑惑を相談する。自分に言い聞かせるように、娘に「同じ思いをさせたくない」「くだらないことで悩みたくない」からと、「見て見ぬふりってのもアリ」と話す。母は真弓に、自分もずっと見て見ぬふりを続けていたが、結局離婚に至った。でも「最初にちゃんとぶつかっていたら、何かが違ったかもしれない」とアドバイスする。真弓はとりあえず様子見を決め込む。

 そんな中、茄子田の家に真弓が呼ばれ、実は茄子田夫婦は秀明の客でもあると分かる。茄子田の提案で、2組の夫婦とそれぞれの息子・娘も一緒にバーベキュー(BBQ)に行くことに。そのBBQの時、子供たちが席を外したのを見計らって、茄子田はあえて、真弓の夫の浮気疑惑を持ち出す。「なんでよそ見なんかするかね」「こんないい奥さんを泣かせんじゃないよ」。止めようとする真弓を遮って言う。

「こういう時は腹を割って話した方が良いんだよ。いいか佐藤。夫婦円満の秘訣はな、日々のメンテナンス、気持ちのケアだよ、ケア。浮気するにしたってバレたらダメ、それは男にとって最低限のマナー! 真弓ちゃんこんなに悩んで、可哀そうだろ」

 夫婦はちゃんと日々、気持ちをケアすべきだ、それが夫婦円満の秘訣だ、という茄子田の意見はその通り、だ。「浮気はするにしても、バレないようにするのが、最低限のマナー」というのは男性にとってだけでなく、夫婦ともに当てはまるだろう。バレない限りはなかったことと同じ。だから、浮気をしている方は決して尻尾をつかまれても認めてもいけないし、されている方は99%黒だと思っていても、決して問い詰めて白状させてはいけない。

 ここで真弓は、本当は全然平気じゃないくせに「まったく気にしてない」と強がる。「ずっと一緒に居れば、お互い、いいとこばっかり見せられないし、不満だって溜まるし、男と女って感じでもなくなる」から、「思わずふら~っていう時だってありますよ」と理解を示しつつ、夫婦の13年の歴史を持ち出して、「夫の帰ってくる家は私のところだと信じている」「家族だから」と茄子田の心配をはねつける。

 だがこの言葉は逆に、秀明と関係を続けたい綾子のライバル心に火をつける。綾子はわざと素振りで、自分が浮気相手だと真弓に知らせる。綾子こそが夫の浮気相手だと確信した真弓は、ショックのあまり地面がぐらつくように感じる。

(この項続く)(2018・4・28、元沢賀南子執筆)


Last update: 2018-05-03 06:00:39 UTC